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○はじめに
  SSFはセガのコンシューマーマシンである「セガサターン」とその互換機をパソコン上で再現するエミュレータです。
  まだ開発途中ですがそれなりに再現されています。



○動作環境 (最低条件)
  OS … Windows2000/XP/XP 64Bit Edition
  CPU … FPU,MMX,SSE,SSE2を搭載しているCPU
  メモリ … 256MB以上
  ビデオ … DirectX9に対応しているカード
            1024x512か1024x1024のテクスチャが作成できる必要があります
  サウンド … DirectX9に対応しているカード
              44100Hz,ステレオPCMが再生できる必要があります
  CDドライブ … MMC3に対応したドライブ

○動作環境 (推奨条件)
  CPU … Core 2 Duo以上
         Athlon64 X2 4800+以上
  メモリ … 512MB以上 (デュアルチャネル)
  その他 … BIOS



○インストール,アンインストールについて
  インストールする必要はありません。圧縮ファイルを適当なフォルダに展開するだけです。
  アンインストールは展開フォルダを削除するだけです。
  レジストリは使用していません。



○BIOSファイルについて
  BIOSは実機から吸い出す必要があります。
  PCに接続できるプロアクションリプレイなどからアドレス00000000~0007FFFFまでを保存します。
  ファイル名は何でも構いません。
  一応、BIOS無しでも動作しますが互換性は落ちます。



○バックアップRAMについて
  バックアップRAMファイル(InternalBackupRAM.bin又はExternalBackupRAM.bin)が新規に作成される場合、バックアップRAMは未初期化になっています。
  保存データ管理画面で初期化をしてください。
  初期化しないとゲーム内で保存ができないことがあります。
  BIOS無しの場合は初期化する必要はありません(できません)。



○設定ファイルについて
  SSF.iniとSetting.iniは前バージョンと互換性は保障しません。
  項目や設定値の内容が変わる場合があります。



○操作
  キーボードかパッドが使えます。
  デフォルトは
   UP = UP Arrow
   DOWN = DOWN Arrow
   LEFT = LEFT Arrow
   RIGHT = RIGHT Arrow
   A TRG = Z key
   B TRG = X key
   C TRG = C key
   X TRG = S key
   Y TRG = D key
   Z TRG = F key
   L TRG = A key
   R TRG = G key
   START = Enter key
  以下は変更不可
   CD Open = F1 key
   CD Close = F2 key
   Hard Reset = F4 key
   ScanlineのON/OFF切り替え = F5 key
   SoundのON/OFF切り替え = F6 key
   State Load = F7 key
   State Save = Shift + F7 key
   Snapshot = F8 key
   Sound Record = F9 key
   NBG0の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 1 key (テンキーの1)
   NBG1の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 2 key (テンキーの2)
   NBG2の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 3 key (テンキーの3)
   NBG3の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 4 key (テンキーの4)
   RBG0の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 5 key (テンキーの5)
   RBG1の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 6 key (テンキーの6)
   Spriteの表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 7 key (テンキーの7)
   画面の回転 = NUMPAD 0 key (テンキーの0)
   ABCとXYZボタンの入れ替え = NUMPAD 9 key (テンキーの9)
   ウィンドウサイズ変更 = NUMPAD + key (テンキーの+)
   Windowsマウスカーソルの表示ON/OFF = NUMPAD - key (テンキーの-)
   Window,Fullscreenの切り替え = Alt + Enter key
   終了 = ESC key
  以下は変更不可 (STV関係)
   TEST = F11 key
   SERVICE = F12 key
   Coin1 = 5 key
   Coin2 = 6 key
   Coin3 = 7 key
   Coin4 = 8 key
   1P Start = 1 key
   2P Start = 2 key
   3P Start = 3 key
   4P Start = 4 key
   A~N = A~N key (Mahjong Panel)
   カン = Ctrl key (Mahjong Panel)
   ポン = Alt key (Mahjong Panel)
   チー = Space key (Mahjong Panel)
   リーチ = Shift key (Mahjong Panel)
   ロン = Z key (Mahjong Panel)
  2P側はデフォルトではキー設定されていません。キー設定を行えば使用できるようになります。
  サウンドを録音する時はScanline Base TimingとAlways Runningオプションにチェックを入れないようにしてください。
  SSFを起動後、Shiftを押しているとSTVに切り替わります。
  同様にSpaceを押していると1Block Clockを一時的に60%に落とします。
  同様にCtrlを押しているとBIOSの使用ON/OFFが一時的に切り替わります。
  同様に1~4を押していると設定が切り替わります。



○オプションの説明

[Peripheral Tab]
・Saturn BIOS
  サターンのBIOSファイルを指定します。
  サターンの動作はBIOS無しでも可能ですが互換性は落ちます。

・STV BIOS
  STVのBIOSファイルを指定します。
  STVの動作にはBIOSが必要です。

・CD Drive
  使用するCDドライブを選択します。

・Cartridge
  拡張スロットに挿すカートリッジを選択します。

・Area Code
  エリアコードを選択します。

[Screen Tab]
・Scanline
  チェックを入れるとスキャンラインが有効になります。

・Auto Field Skip
  チェックを入れると自動で速度調整をします。
  フレーム単位ではなくフィールド(1/60秒)単位での調整です。
  なのでインターレースのゲームは残像が残る場合があります。
  チェックを入れても遅い場合はマシンパワーが足りてません…

・Enforce Aspect Ratio (Window)
・Enforce Aspect Ratio (Fullscreen)
  チェックを入れるとサターンのアスペクト比に強制設定します。

・VSynch Wait
  チェックを入れるとフル画面時にVSynchを待って画面を切り替えます。
  現状では仮実装です。エミュレータ自体が重いのでVSynchを待っていると落ちまくります。

・Use DirectDraw
  チェックを入れるとDirectDrawを使用して描画します。
  SSFはソフトウェアレンダリングですので1画面分のテクスチャを描画しているだけです。
  よってDirect3DよりDirectDrawで描画した方が速いです。
  DirectDrawを使用した場合、画面の回転表示はできません。

・Bilinear Filtering
  チェックを入れるとバイリニアフィルタリングが有効になります。
  Direct3D時のみ有効です。

[Sound Tab]
・Linear Filtering
  チェックを入れるとリサンプリング時にPCMを線形補間します。

・Mute
  チェックを入れると無音になります。
  ただし、サウンド生成処理は行います。

・Buffer Size
  サウンドの展開バッファサイズを選択します。
  サイズが小さいと遅延も少なくなりますがサウンドドライバや環境によってはきちんと再生されません。
  Buffer Sizeはサウンドドライバに一度に転送するサイズです。

・Buffering
  サウンド生成処理の間隔を指定します。
  Normalは展開バッファサイズと同じ、Halfは1/2、Quarterは1/4の間隔になります。
  Bufferingは一度に生成するサンプル数を決めます。
  このサンプル数毎にキーONもチェックするので、Normal、Half、Quarterの順で遅延が少なくなります。
  Buffer Sizeを小さくしてノイズが出る場合はこちらにチェックしてみてください。

[Controller Tab]
・Port1
  コントロール端子1の接続を選択します。

・Player1:A~Player1:F
  コントロール端子1に接続したマルチターミナル6の各ポートに接続する機器を選択します。
  ダイレクト接続の場合はPlayer1:Aの設定を使います。
  STVの場合、1PはPlayer1:A,3PはPlayer1:B,4PはPlayer1:Cに割り当ててあります。

・Port2
  コントロール端子2の接続を選択します。

・Player2:A~Player2:F
  コントロール端子2に接続したマルチターミナル6の各ポートに接続する機器を選択します。
  ダイレクト接続の場合はPlayer2:Aの設定を使います。
  STVの場合、2PはPlayer2:Aに割り当ててあります。

[Program1 Tab]
・VDP1 Draw Thread
  VDP1の描画処理を別スレッドにします。
  マルチコア環境などで効果を発揮します。

・VDP2 Draw Thread
  VDP2の描画処理を別スレッドにします。
  マルチコア環境などで効果を発揮します。

・VDP2 Multi Thread
  VDP2の描画処理をマルチスレッドにします。
  最大4スレッドで処理します。
  3コア以上の環境などで効果を発揮します。

・CD Block Thread
  CDブロックを別スレッドにします。
  マルチコア環境などで効果を発揮します。
  ただし、処理タイミングがかなり変わり互換性が落ちる場合があります。

・CD Block No Wait
  チェックを入れるとCDブロックをウェイトなしで動作します。
  CDアクセスが速くなりますが互換性が落ちます。

・Scanline Base Timing
  チェックを入れると走査線1ライン毎に速度調整をします。

・DSP Dynamic Recompile
  チェックを入れるとSCU-DSPをダイナミックリコンパイルして実行します。

[Program2 Tab]
・CD Drive Read Sectors
  CDドライブから一度に読み込むCDセクタ数を設定します。
  この数値を大きくするとCDの読み込みが速くなりますがドライブによってはエラーになる場合があります。
  設定できる数値は1~24です。

・Dot Clock
  ドットクロックを浮動小数点で指定します。
  サターンは4システムクロック(約7MHz周期)で1ドットを描画しています。
  これは何システムクロックで1ドットの描画をするか指定します。
  逆に言えばこの項目でCPUの速度が調整できます。
  4ドットクロックならSH2は実機と同じ速度、2ドットクロックなら半分の速度になります。
  SH2のキャッシュをエミュレートしない場合は2.5~3.5ドットクロックに設定して、
  キャッシュミスによるメインメモリのアクセスウェイトを擬似エミュレートします。
  メモリアクセスウェイトやキャッシュを有効にする場合は少し上げてください。
  設定できる数値は1.0~4.0です。

・1Block Clock
  一度に実行するクロック数を設定します。
  メインループではマスタSH2,スレーブSH2,SCU,SCSP,68000の順に処理しています。
  この項目は1ループで処理するクロック数を設定します。
  この数値を大きくすると若干速くなりますが互換性が落ちます。
  設定できる数値は1~150です。

・Check SlaveSH2 Idle Loop
  チェックを入れるとスレーブSH2のアイドルループチェックが有効になります。
  アイドルループ中と判断した場合はスレーブSH2の処理を行いません。
  ソフトによっては若干速くなりますが互換性が落ちます。

・SlaveSH2 Speed
  スレーブSH2の速度をパーセントで設定します。
  マスタSH2の何パーセントの速度でスレーブSH2を動かすかを設定します。
  SSFはマスタSH2とスレーブSH2のバスアービトレーションをエミュレートしていませんので、
  この項目で擬似エミュレートします。
  設定できる数値は1~100です。

・SH2 Recompile Block Instructions
  1ブロックの最大命令数を設定します。
  SSFでは分岐命令間を1ブロックとしてリコンパイルしブロック単位で実行しています。
  分岐間(1ブロックの命令数)が長いと割り込みタイミングなどに影響してくるので、
  長いブロックはこの最大命令数で分割します。
  設定できる数値は1~50です。

・CD Sector Numbers Per Second
  一秒に読み込むセクタ数を設定します。
  CDブロックがウェイトありの場合のみ有効です。
  設定できる数値は150~200です。

・Always Running
  チェックを入れるとメインスレッドが常に実行状態になります。
  フィールド切り替えを待つ時にSleepしないので処理落ちし難くなります。

・Memory Error Check
  チェックを入れると不正メモリアクセスのチェックを厳密に行います。
  開発時のデバック用ですのでチェックを入れる必要は特にありません。

[Program3 Tab]
・CD Access LED
  チェックを入れるとCDアクセスLEDの表示をします。

・No BIOS
  チェックを入れるとサターンのBIOSを使わなくなります。
  ただし、BIOS無しでは動かないソフトがあるのでBIOSの使用を推奨します。
  STVの動作にはBIOSが必要です。
  バックアップライブラリは必ずフックされます。

・Hook Backup Library
  チェックを入れるとバックアップライブラリをフックしてバックアップ容量を無制限にします。
  データはBackupフォルダ以下に保存されます。

・Check Cycle Pattern
  チェックを入れるとサイクルパターンを毎ライン更新します
  また、サイクルパターンの指定ミスもチェックします。
  ムービーがちらつく場合はチェックしてみてください。
  互換性は上がりますが少し重くなります。

・Memory Access Wait (SH2 Write Buffer)
  チェックを入れるとキャッシュスルーアドレスのメモリアクセスウェイトが有効になります。
  また、SH2の1段ライトバッファも有効になります。
  メモリアクセスウェイトを入れないとタイミングがずれて正常に動作しないソフトがあります。
  メモリアクセスウェイトを有効にする場合は、ドットクロックを高めに設定してください。

・SH2 Cache
  チェックを入れるとSH2のキャッシュが有効になります。
  メモリアクセスウェイトも有効になります。
  仮実装ですので有効にした場合、動作が怪しくなることがあります。
  キャッシュを有効にする場合は、ドットクロックを高めに設定してください。
  非常に重い処理なので必要なソフトのみチェックを入れるようにした方が良いでしょう。

・SCU-DMA Delay Interrupt
  チェックを入れるとSCU-DMA割り込みを遅延させます。
  転送時間を考慮しないと正常に動作しないソフトがあります。

・CD Track/Index
  チェックを入れるとCDDAのトラック内インデックス位置が有効になります。
  一部のゲームではインデックス指定でCDDAを再生しています。



○その他
  SSFはフリーソフトウェアです。ただし著作権は放棄していません。
  不具合やSSFを使用して起きた問題に対して責任を負いません。自己責任で使用してください。



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